防災教室

2月22日(水)に、防災教室を実施しました。

防災教室では、大沢野消防署の署員の方々を講師にお迎えしました。生徒は、消火器体験、煙中体験、救急救命体験に挑戦しました。

消火器体験では、はじめに、消火器の取扱いについて説明を受けました。消火できないと判断するタイミング、消火できないと判断したら、すぐに避難することなども教わりました。
次に、生徒一人一人が消火器を持ち、消火体験を行いました。想定は火災の発見からで、「火事だ!」と声を上げながら炎に近付き、火元に向かって消火剤を噴射しました。

うまく鎮火できたときには、自ずと周囲から拍手が沸き起こりました。なかなか鎮火できず、消火剤が尽きたときには、講師の方から「初期消火失敗!避難します!」と声が掛けられ、走って火元から離れました。安全確保が最優先であることを身をもって学ぶことができました。

煙中体験では、煙が充満しているテントの中を通り抜ける体験を行いました。テント内は足元も見えないくらい視界が悪く、とても息苦しかったです。

テントから出てきた生徒たちは、「何も見えなかった!」、「やばかった!」と動揺していました。火災の煙の怖さを感じ、できるだけ低い姿勢で避難行動を取るという、良い経験になりました。

救命救急体験では、人形を使って胸骨圧迫やAEDの使用を体験しました。生徒たちは、カウントを取りながら胸骨圧迫を行い、一定のスピードでマッサージを続けることの難しさを実感しました。

3年生は、保健体育の授業で心肺蘇生法について学習したことがあり、比較的冷静に、上手に取り組んでいました。必要なときに適切に対処する力を高めるために、経験を積むことが大事だと感じました。

今回の防災教室で学んだことを今後につなげ、必要なときに適切に行動できる力をしっかり身に付けてほしいと願っています。