コミュニケーションセミナー(3学年)

7月7日(水)に、
特定非営利活動法人ハッピーウーマンプロジェクトより小林 涼子 氏を講師としてお迎えし、3学年を対象とした「コミュニケーションセミナー」を実施しました。
これまで、社会人として働いていけるようになるための課題や目標として、「コミュニケーション」を挙げたことのある生徒はとても多く、講義の最初から、熱心に参加していました。

「心地よい会話を知ろう」では、二人一組で「聞かないワーク・聞くワーク」に取り組みました。
まず始めに、「聞かないワーク」に挑戦しました。生徒たちは、聞いてもらえないのに話し続けるのにも、相手が一生懸命に話しているのにあえて聞かないのにも、「心の痛みを感じた」と、感想を発表していました。

次に、「聞くワーク」に挑戦しました。心が痛んだ「聞かないワーク」の直後だけに、「心を込めて聞く、話す」会話の心地よさを、一段と実感できました。

「人間関係、自分のタイプは?」では、「誰にでも言いなりになって、くっついて行ってしまう、カエルタイプ」、「相手の気持ちを考えることが不十分で、自分本位な関わり方をしがちなネコタイプ」を紹介され、「身に覚えがある」と感じた生徒たちが身じろぎしていました。自分のコミュニケーションの傾向を知ることで、本物の大人を目指せるようになりたいですねと語り掛けられ、うなずいていました。他にも、SNS に関することなどが話題に挙がり、生徒たちは、身近なこととして、集中して聞いていました。「身に付けよう」では、「自分も、相手も大切にするコミュニケーション」について考えました。

友達からの気の乗らない誘いに対して、何と伝えたらよいかを考え、実際に伝えてみる「アイメッセージを使おう」のワークでは、先生たちのロールプレイを見てイメージし、各々、ワークシートにセリフを書き込みました。

何人もの生徒が積極的に手を挙げ、前に出て発表しました。どの生徒も、自分の思いを素直に伝えながらも、相手の気持ちも尊重した、素敵なコミュニケーションを実現していました。この感覚を、普段の人との関わりの中でも生かしていけたら、今後のコミュニケーションが豊かで、温かなものになると感じました。

最後に、まとめとして、キーワードで振り返りました。「自分の気持ちや考えを素直に伝えたい」、「相手の気持ちを大切にしたい」、「相手との適切な距離感」、「困ったことがあったら、信頼できる人に相談する」、といったことが、生徒たちの心に強く残ったようでした。

今回学んだことを基に、生徒一人一人がより良いコミュニケーションを目指して実践し、互いに尊重し合う人間関係を築けるようになっていってほしいと願っています。

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